吉田秀和の世界



今日の昼休み、丸善の中をぶらぶらしていたとき、久しぶりに吉田秀和氏の全集の新刊を見つけました。
吉田氏との出会いは、もちろん音楽評論(たぶんバーンスタインの)だったのですが、この本に有るように、美術や文学の世界でも、すばらしい文章を書かれています。
「音楽批評を文学のレベルにした人」などとも言われるように、すばらしい文章だとおもいます。みなさん、是非読んでみてください。 (2002.3.15)

吉田秀和全集17 「調和の幻想・トゥールーズ=ロートレック」 白水社刊


吉田秀和著作一覧
工事中
  タイトル 目次 初版
モーツァルト・ベートーヴェン T
モーツァルト−出現・成就・創造
モーツァルト−その障害・その音楽
手紙を通じてみるモーツァルト
モーツァルトのコンチェルト
U
モーツァルトへの旅
モーツァルトの演奏をめぐって
V
覚え書ベートーヴェン
 第一部
 第二部
W
ベートーヴェン三題
1975年5月26日
(第4回配本1975年5月)3000円
主題と変奏 T
主題と変奏
 ロベルト・シューマン
 シューマンのピアノ協奏曲をめぐって
 古典の複雑と精妙について
 音階の音楽家
 セザール・フランクの勝利
 ベーラ・バルトーク
 ショーペンハウアーのフリュート
U
四人の作曲家
 シューベルト
 シューマン
 ブラームス
 マーラー
V
作品と解釈
 シューベルトのピアノソナタ
 ブラームスの「第二ピアノ協奏曲」
 ブラームスの室内楽について
 ブルックナーのシンフォニー
1975年2月25日
(第1回配本1975年2月)2500円
二十世紀の音楽 T
現代音楽を考える
 まわり道をしたストラヴィンスキー
 ジョン・ケージの矛盾
 ヴァレーズの解放したもの
 メシアンの美徳と悪徳
 諸井誠の尺八の音楽
 武満徹の音と間
 シェーンベルク
 純粋な抒情家アントン・ヴェーベルン
 再び生きかえったアルバン・ベルク
 近代音楽の終焉
 悪い夢
 音色の追求
 図形音楽
 「音楽の終焉」
 批判の彼方にある現代音楽
U
二十世紀の音楽
 演奏家を中心として
 作曲家の側から
 社会と公衆の側から
V
武満徹と静謐の美学について
能と現代音楽
竹満の芸術は能からきたといえば当然
「フリュート、ギター、リュートのための環」
二十世紀音楽研究所にふれながら
新音楽への視野
近代的管理の欠如と現代日本の芸術について
サイバネティックとチャンス・オペレーション
伝統的発想法と芸術
ストラヴィンスキーの人と音楽
ヘンツェ「第二ピアノ協奏曲」
松下真一「シンフォニア・サンガ」
高橋アキのピアノ
科学・技術時代と音楽
1975年10月25日
(第9回配本1975年10月)2500円
現代の演奏 T
現代の演奏
 はじめに
 意味深い演奏とは
 音楽にこめる生命
 名演奏家たち
 音楽は国際語か
 オペラとリート
 演奏家はすでにそこにいる
U
現代演奏論
創作と演奏のあいだで
演奏の「質」について
レコードと実演のあいだで
1975年3月25日
(第2回配本1975年3月)2500円
指揮者について T
世界の指揮者
 ヴァルター/セル/ライナー/サバタ/クリュイタンス
 クレンペラー/ベーム/バーンスタイン/ムラヴィンスキー/クナッパーツブッシュ
 トスカニーニ/ブッシュ/マゼール/モントゥ/ショルティ
 クラウス/ブレーズ/ミュンシュ/フルトヴェングラー/ジュリーニ
 バルビローリ/クーベリック、ターリッヒ、アンチェル
 ロジェストヴェンスキー、フリッチャイ、アバド/カラヤン
U
フルトヴェングラーのケース
ヴァルターの残したもの
バーンスタイン再説
ベームをめぐって
指揮者のピアノ−ジョージ・セル
カール・リヒター
バルビローリ再説
ブレーズについて一言
V
ジュリアード弦楽四重奏団
マリナーと室内合奏団
シュトゥットガルト室内合奏団
W
ヴァーグナー「ニーベルングの指輪」
モーツァルト「魔笛」
ヤナーチェク「利口な女狐」
R・シュトラウス「ばらの騎士」
X
創作オペラについて
日本でオペラがやれるか
日本人のオペラの可能性の一つについて
イタリア・オペラをめぐって
ヴィーン国立オペラ
ベルリン・ドイツ・オペラ
ヴィーラント・ヴァーグナーの死
ヴァーグナーと現代
1975年7月25日
(第6回配本1975年7月)2500円
ピアニストについて T
ピアニストについて
 ホフマンとソロモン/コルトー/バックハウス/ルービンスタイン/ケンプとゼルキン
 アラウ/ホロヴィッツ/ギレリス/ミケランジェリ/クリーン
 グルダ/ブレンデル/グールド/アシュケナージ/エッシェンバッハ
 ゲルバー/アルゲリッチ/ポリーニ/フレーレ/ピリス
 ルプー/ワッツ/クフェルク/ベロフ
U
一枚のレコード
1975年4月25日
(第3回配本1975年4月)2500円
名曲三〇〇選 T
私の音楽室
 プロローグ
 グレゴリオ聖歌
 セクエンティアとトロープス
 オルガヌムとモテット
 トゥルバドゥール、トゥルヴェール、その他
 アヌス・ノーヴァとポリフォニー
 ネーデルランド学派からイタリア・ルネサンスへ
 イタリアとフランスのバロック
 バッハとヘンデル
 グルック、ハイドン、モーツァルト
 ベートーヴェン
 ロマン派の天才たち
 ドイツの後期ロマン派
 ロマン的民族主義
 ドビュッシーとその周辺
 二十世紀の音楽
 エピローグ
U
音楽家の世界
V
「平均律クラヴィーア曲集」(第二巻)
マーラー「第八交響曲」
レコード・オペラ・オーケストラ
弦の魅力
1975年9月25日
(第8回配本1975年9月)2500円
音楽と旅 T
街、雲、それから音楽
 アメリカの音楽
 ヨーロッパの街と音楽
U
ドイツ通信
 オペラの客と芝居の客
 二人の女性ヴァイオリニスト
 ベルリンで聞いた日本の音楽家たち
 ザルツブルクの復活祭音楽祭
 一批評家の死
 プラハの春
 夏のザルツブルク音楽祭
 失われた時をめぐって
 チェーホフと現実
V ドナウエッシンゲン・一九五八
ヨーロッパの休日
交友の形−ヨーロッパで考えたこと
レコードの憶い出
レコードの贈り物
1975年6月25日
(第5回配本1975年6月)2500円
音楽展望 T
音楽展望(1971〜1975)
U
音楽会批評(1969〜1975)
V
日本の演奏家
 第一章 ピアニストについて
 第二章 女流声楽家の典型
 第三章 オペラ三代
 第四章 合唱団の存在理由
 第五章 室内楽の担い手たち
 第六章 アラウの示唆するもの
 第七章 成熟しない交響管弦楽団
 第八章 過渡期の指揮者たち
 補遺1 園田高弘
 補遺2 江藤俊哉
 補遺3 尾高尚忠
W
音楽批評について
批評再説
批評の精神
演奏会の運命
1975年8月25日
(第7回配本1975年6月)2500円
10 エセー T
マネ頌
アンリ・ローランス
クレーの跡
絵画・運動・時間
クレーとベートーヴェン
一本の木
U
中原中也のこと
吉田一穂のこと
大岡昇平
小林秀雄
伊藤整
長谷川四郎
池田満寿夫
富永太郎
詩人の運命
荷風を読んで
V
源氏の中の時
二重の眼
一冊の本
夏の読書
「空想の演奏会」は可能か
音楽と文学
翻訳のむずかしさ
幼時の読書
W
ソロモンの歌
わが家の歴史
二つの声
私の「音楽学校」
音楽とわが青春
「ラインの乙女たちの歌」
X
わが相撲記
国技館変貌
番付の擁護のために
大鵬引退の報をきいて、その場で・・・
Y
ミニヨンの歌
青丹よし寧楽の都の
日本の面影
柱の庭で、眼は思考への変圧器となる
「古典」の効用について
日本の一世紀
宗達展をみて
歴史と創造
芸術の完結性と日本文化
伝統の継承
よくわからないこと
Z
様式の雑居
Come woo me, woo me
劇団四季の芝居を見てきて
「セチュアンの善人を」をみて
[
ある種の掃除
「本当の生活」への期待
母の死
大統領と冗談
書店雑感
わが妻
毎日歩かないと
日本は世界一
風流な手紙
「無心」ということ
警察のユーモア
薄気味の悪い話
鏡の前
鎌倉で好きなものは
たった二人の映画館
May I Smoke ?
思うこと
1975年11月25日
(第10回配本1975年11月)2700円
11 私の好きな曲 T
私の好きな曲
 ベートーヴェン「弦楽四重奏曲嬰ハ短調」作品131
 ベートーヴェン「ピアノ・ソナタハ短調」作品111
 モーツァルト「クラリネット協奏曲」K622
 シューベルト「ハ長調交響曲」D944
 ストラヴィンスキー「春の祭典」
 ブラームス「ヴァイオリン協奏曲」
 ドビュッシー「前奏曲集」
 ヤナーチェク「利口な女狐の物語」
 R.シュトラウス「ばらの騎士」
 ブルックナー「第九交響曲」
 J.S.バッハ「ロ短調ミサ曲」
 ハイドン「弦楽四重奏曲」作品64の5
 D.スカルラッティ「ソナタ」群
 シューマン「はじめての緑」
 ヴェーベルン「弦楽四重奏のための五つの楽章」作品5
 フォレ「ピアノと弦のための五重奏曲第二番」
 ドヴォルジャーク「交響曲第八番」
 ショパン「マズルカ」作品59
 ヴァーグナー「ジークフリート牧歌」
 バルトーク「夜の音楽」
 ヴォルフ「アナクレオンの墓」
 ベートーヴェン「第九交響曲」
 ベートーヴェン「弦楽四重奏曲」作品59の1
 モーツァルト「ピアノ協奏曲変ホ長調]K271
 ラヴェル「ヴァイオリン・ソナタ」
 ベルク「ヴァイオリン協奏曲」
U
「トリスタンとイゾルデ」序説
「フィガロの結構」の劇形式
1979年2月20日
(第11回配本1979年2月)2800円
12 カイエ・ドゥ・クリティクT T
時事的発言(1964〜1969)
U
音楽会批評(1975〜1978)
V
カイエ・ド・クリティク
 音楽批評とは
 バロック音楽をめぐって
 Die Klassik と die Romantik
 ベートーヴェンのスケッチブックシントラーのこと
 ベートーヴェンの手紙
 二つの道−広瀬と武満
 三善晃−応挙、江漢
 記憶と音楽−レコード私観
 NHKの新ホールをめぐって
 批評・レコード・マネージャー
 東京の秋とベルリンの秋
 ベルリンの芸術祭の収穫
 ドイツ・きのう・きょう
 民主主義とピカソ
 プレヒト生誕70年
 プラハの春
 報道の自由について
 ヴィーン−音楽の旅
 東京交響楽団の解散の報道に接して
 日生劇場音楽シリーズ十年
W
書評
1979年4月20日
(第12回配本1979年4月)2800円
13 音楽家のこと T
私が音楽できいているもの−モーツァルトの場合
チャイコフスキー
ショパンに関する覚え書
 その1
 その2
U
ミュンシュ
ヨッフム
チェリビダッケ
カラヤン
ショルティ
マゼール
ラフマニノフ
シュナーベル
フィッシャー
ギーゼキング
ハスキル
ゼルキン
リヒテル
リパッティ
ベネディッティ=ミケランジェリ
フランソワ
ベルマン
ブレンデル
グールド
アシュケナージ
ドレフェス
ズーカーマンとバレンボイム
シェリングとヴァルヒャ
シェリングとヘブラー
カザルス
シュタルケル
シュライヤー
シュトライヒとスゼー
ヘフリガー
1979年6月22日
(第13回配本1979年6月)2800円
14 ディスクの楽しみ T
今月きいたレコード
U
レコード、わが友、わが・・・
1986年10月20日
(第14回配本1986年10月)3500円
15 カイエ・ドゥ・クリティクU T
自伝抄
U
響きと鏡
V
音楽の光と翳
W
LPとカセット
CDの楽しみヴィデオ・ディスク体験記
オペラの映像化
テレビ雑感
松食い虫
時の流れによせて私と音楽
”声”が人生の真実を照らし出すとき
「変な夢」−一つのファルス
X
グレン・グールドとは何か
教養としての音楽
芸術と人生
1986年11月20日
(第15回配本1986年11月)3500円
16 芸術随想 T
音楽の旅・絵の旅
 プロローグ フランクフルト
 「かくて、ついにバイロイトに」
 ナショナル・ギャラリーにて
 ヴァーグナーのトポロジー
 「指輪」のアクチュアリティ
 グリューネヴァルト体験
 ベルリンにて
 ロヒール・ヴァン・デル・ウェイデン
 エピローグ
U
ベラスケス−あらゆる画家のなかの画家
セザンヌ
彫刻家ドガ
カンディンスキーの絵
光琳とレンブラント
芸術が芸術を生むということについて
池田満寿夫について
遠近法考
絵、遠くで見たり近くで見たり
青について
V
音楽のきこえる絵十選
 マチス「赤い部屋」
 フリードリヒ「帆船の上で」
 上ライン地方の画匠「天国の庭」
 フェルメール「台所の女中さん」
 ドゥガ「ゴージュラン夫人の手」、同「デュプール嬢の手」
 カンディンスキー「バラ色の詣調」
 クレー「小さな樅の木」
 ルノワール「ブージヴァルの踊り」
 ヤン・ファン・アイク「聖堂のなかの聖母」
 ヴァトー「ジュルサン画廊の看板」
セザンヌ「パイプの男」
ゴッホ「ひまわり」
セザンヌ「りんごと瓶と椅子の背もたれのある静物」
W
芸術のもとにあるもの
 音楽とは
 ルソーの絵
 マネの「オランピア」
 マネの絵
 マネとドゥガ
 音と言葉
 音の影
 音の空間
 三つの聴衆
 日本の聴衆、もう一つの面
 用語の定義
 「前衛芸術」の変質
 音楽を語る資格−モーツァルトのオペラをめぐって
 散策・芸術の秋
X
私の推薦盤(1975〜1985)
1986年12月20日
(第16回配本1986年12月)3500円
17 調和の幻想・トゥールーズ=ロートレック T
調和の幻想
 紫禁城と天壇
 露地と長恨歌
 対句とアシンメトリー
 宗達とドゥガ
 《源氏物語絵巻》へ
 パースペクティブをめぐって
 春草とホードラー
 マネとドゥガ−影響とは何か
 《オランピア》・ヴィーナス・富士
 ドゥガと北斎
 北斎
U
トゥールーズ=ロートレック
 プロローグ
 トゥールーズ=ロートレック
 ロートレックとドゥガ
 ドゥガ−プサンとアングルからの影響
 「ヴィーナスの思想」
 覗く、観る、描く
 ロートレックと浮世絵
 《ムーラン・ルージュ》
 ヴィーナスの「終末」
2001年12月30日
18 セザンヌ T
セザンヌ物語
 終わりにあたってのはしがき
 まずゴーギャンに寄って
 ゴーギャンとドゥガ
 ゴーギャンからセザンヌへ
 ドラクロワとゴッホ
 セザンヌにおける「線」
 セザンヌとパースペクティヴ
 ピサロのそばで
 風のなかで
 新しい「風景画」の誕生
 写真の光景と「風景画」
 「深さ」を色彩で
 セザンヌの静物画
 《ジェフロワの肖像》とりんご
 りんご
 《シャトー・ノワール》と《サント・ヴィクトワール》
 人物画
 《水浴する女たち》
U
セザンヌは何を描いたか
マネの肖像
 マネが描きたかったこと
 マネの女性像
 色のコンポジション
 遊びの精神
アウグスト・マッケの絵
2002年4月10日
19 音楽の時間T T
今月の一枚(1985/4(No26)〜1987/12(No55))
U
音楽展望(1975.6.23〜1981.12.18)
V
音楽会批評(1979.2.17〜1981.12.23)
2002年7月5日
20 音楽の時間U T
今月の一枚(1988/1(No56)〜1990/12(No87))
U
音楽展望(1982.1.19〜1987.12.17)
V
音楽会批評(1982.1.27〜1986.12.13)
2002年9月23日
21 音楽の時間V T
今月の一枚(1991/1(No88)〜1993/12(No120))
U
音楽展望(1988.1.21〜1993.12.25)
V
音楽会批評(1987.1.21〜1992.12.24)
2002年12月30日
22 音楽の時間W T
今月の一枚(1994/1(No121)〜1997/12(No166))
U
音楽展望(1994.1.19〜1997.12.16)
V
音楽会批評(1993.2.1〜1997.12.17)
2003年3月30日
23 音楽の時間X T
今月の一枚(1998/1(No167)〜2000/11(No200))
U
音楽展望(1998.1.22〜2003.11.18)
V
音楽会批評(1998.2.4〜2001.11.7)
2004年10月30日
24 ディスク再説 T
ディスク
U
テンポのとり方
偶感
ベートーヴェンの楽譜とセザンヌの絵
絵と音楽のマティエール
マネ展とエクス=アン=プロヴァンス
クレーの晩年
セザンヌの空
セザンヌ《レ・スールの池、オスニー》について
V
Quasi una fantasia
逝ける刻のために
時の流れの中で
友情の手紙
祖国と音楽家
Memento Mori
物には決まったよさはなく・・・・・・
ぼくのマドンナ
冬の朝
悼む歌
An Barbara
W
対談 芸術と政治/丸山真男
X
水戸芸術館開館記念式典、式辞
佐川一信さんをしのんで
2004年12月5日

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iwalin@n02.itscom.net  更新日 2004/12/4